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プロジェクター制御

コントロール端子やLAN 端子を通してコマンドを送ることでプロジェクターを制御することができます。

bメモ

プロジェクタ制御の際には FUJIFILM PROJECTOR CONTROLLERをご使用になれます。FUJIFILM PROJECTOR CONTROLLERは こちらからダウンロードしてください。

https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/optical-devices/projector/fpz8000/resources

  • 本ソフトウエアをFP-Z8000で使用する場合、ファームウエアバージョン1.06以降で対応しています。
  • FP-Z5000は対応しておりません。
  • FP-Z6000は全てのファームウエアバージョンで対応しています。

システム条件

コントロール端子

項目 RS-232C HDBaseT LAN
接続ケーブル Dsub9 RJ45 (カテゴリー5e以上) RJ45
通信モード RS-232C 非同期、半二重通信 TCP:ポート23
ボーレート 115200 9600
文字長 8 ビット
パリティーチェック なし
ストップビット 1 ビット
フロー制御 なし

制御コマンド

電源

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Write 電源を入れる POWER=ON<CR> スタンバイ状態において有効です。
Write 電源を切る POWER=OFF<CR> 2回連続して送信する必要があります。
Read 電源の状態 GET=POWER<CR> RS-232C制御の場合は どの電源の状態でも有効です。 LAN制御の場合はプロジェクター 本体が電源ON時のみ有効です。 [ウォームアップ中] POWER=OFF2ON [クールダウン中] POWER=ON2OFF

入力信号の選択

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Write HDMI1 INPUT=HDMI1<CR>
Write HDMI2 INPUT=HDMI2<CR>
Write Display Port INPUT=DISPLAYPORT<CR>
Write HDBaseT INPUT=HDBASET<CR>
Write SDI INPUT=SDI<CR>
Read 現在の入力信号 GET=INPUT<CR>

音声制御

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Write ミュートオン MUTE=ON<CR>
Write ミュートオフ MUTE=OFF<CR>
Read ミュートの状態 GET=MUTE<CR>
Write 音量+ RC=VOL_P<CR>
Write 音量- RC=VOL_M<CR>
Read 音量状態 GET=AVOL<CR>

ピクチャモード

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Write ブライト PICTURE=BRIGHT<CR> 映像入力がある時に有効です。
Write スタンダード PICTURE=STANDARD<CR>
Write sRGB PICTURE=SRGB<CR>
Write DICOM PICTURE=DICOM<CR>
Read ピクチャモードの状態 GET=PICTURE<CR>
Write アスペクト 4:3 ASPECT=4:3<CR>
Write アスペクト 16:9 ASPECT=16:9<CR>
Write アスペクト オート ASPECT=AUTO<CR>
Write アスペクト リアル ASPECT=REAL<CR>
Write アスペクト 16:10 ASPECT=16:10<CR>
Read アスペクトの状態 GET=ASPECT<CR>

操作設定

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Write 前面投写 PROJECTION=NONE<CR>
Write リア投写 PROJECTION=REAR<CR>
Write 天吊り投写 PROJECTION= CEILING<CR>
Write リア・天吊り投写 PROJECTION= REAR_CEIL<CR>
Read 投写の状態 GET=PROJECTION<CR>
Write クイックオートサーチ オン QAS=ON<CR>
Write クイックオートサーチ オフ QAS=OFF<CR>
Read クイックオートサーチの状態 GET=QAS<CR>

制御

Read/Write 操作 コマンド (ASCII) 備考
Read 光源使用時間 GET=PJUSGT<CR>
Write 光源モード ノーマル LIGHT=NORMAL<CR>
Write 光源モード エコ LIGHT=ECO<CR>
Read 光源モードの状態 GET=LIGHT<CR>
Write フリーズ オン FREEZE=ON<CR> 映像入力がある時に有効です。
Write フリーズ オフ FREEZE=OFF<CR>
Read フリーズの状態 GET=FREEZE<CR>
Write メニュー オン MENU=ON<CR>
Write メニュー オフ MENU=OFF<CR>
Write BACK RC=BACK<CR>
Write RC=UP<CR>
Write RC=DOWN<CR>
Write RC=RIGHT<CR>
Write RC=LEFT<CR>
Write ENTER RC=ENTER<CR>
Write レンズ動作停止 RC=STOP<CR> FOCUS1/2、ズーム、レンズシフトの操作時にレンズ動作を停止させます。
ファームウエアバージョンが1.06以降で有効となります。
Write 高地モード オン HIGHALT=ON<CR>
Write 高地モード オフ HIGHALT=OFF<CR>
Read 高地モードの状態 GET=HIGHALT<CR>
Read 温度T1問合せ GET=TEMP1<CR> )ファームウエアバージョンが2.00以降で有効となります。
Read 温度T2問合せ GET=TEMP2<CR>
Read エラーログ1問合せ GET=ERRLOG1<CR>
Read エラーログ2問合せ GET=ERRLOG2<CR>
Read エラーログ3問合せ GET=ERRLOG3<CR>
Read エラーログ4問合せ GET=ERRLOG4<CR>
Read エラーログ5問合せ GET=ERRLOG5<CR>
Read エラーログ6問合せ GET=ERRLOG6<CR>
Read エラーログ7問合せ GET=ERRLOG7<CR>
Read エラーログ8問合せ GET=ERRLOG8<CR>
Read エラーログ9問合せ GET=ERRLOG9<CR>
Read エラーログ10問合せ GET=ERRLOG10<CR>
Read エラーログ11問合せ GET=ERRLOG11<CR>
Read エラーログ12問合せ GET=ERRLOG12<CR>
Read エラーログ13問合せ GET=ERRLOG13<CR>
Read エラーログ14問合せ GET=ERRLOG14<CR>
Read エラーログ15問合せ GET=ERRLOG15<CR>
Read エラーログ16問合せ GET=ERRLOG16<CR>
Read エラーログ17問合せ GET=ERRLOG17<CR>
Read エラーログ18問合せ GET=ERRLOG18<CR>
Read エラーログ19問合せ GET=ERRLOG19<CR>
Read エラーログ20問合せ GET=ERRLOG20<CR>
Read FAN1の回転スピード問合せ GET=FANSPD1<CR>
Read FAN2の回転スピード問合せ GET=FANSPD2<CR>
Read FAN3の回転スピード問合せ GET=FANSPD3<CR>
Read FAN4の回転スピード問合せ GET=FANSPD4<CR>
Read FAN5の回転スピード問合せ GET=FANSPD5<CR>
Read FAN6の回転スピード問合せ GET=FANSPD6<CR>
Read FAN7の回転スピード問合せ GET=FANSPD7<CR>
Read FAN8の回転スピード問合せ GET=FANSPD8<CR>
Read FAN9の回転スピード問合せ GET=FANSPD9<CR>
Read FAN10の回転スピード問合せ GET=FANSPD10<CR>
Read FAN1の目標回転数問合せ GET=FANTG1<CR>
Read FAN2の目標回転数問合せ GET=FANTG2<CR>
Read FAN3の目標回転数問合せ GET=FANTG3<CR>
Read FAN4の目標回転数問合せ GET=FANTG4<CR>
Read FAN5の目標回転数問合せ GET=FANTG5<CR>
Read FAN6の目標回転数問合せ GET=FANTG6<CR>
Read FAN7の目標回転数問合せ GET=FANTG7<CR>
Read FAN8の目標回転数問合せ GET=FANTG8<CR>
Read FAN9の目標回転数問合せ GET=FANTG9<CR>
Read FAN10の目標回転数問合せ GET=FANTG10<CR>
Read LEDインジケーター問合せ GET=LEDIND<CR>

LEDIND=ON/STANDBY,TEMP,STATUS<CR> 例: LEDIND=4,0,0<CR>(電源オン)

)ファームウエアバージョンが2.00以降で有効となります。

LED Status Value
LED_Off 0
LED_R_ON 1
LED_R Flash 0.4sec 2
LED_R Flash 1 sec 3
LED_G ON 4
LED_G Flash 0.4sec 5
LED_G Flash 1 sec 6
LED_R and LED_G ON 7
LED_R and LED_G Flash 0.4sec 8
Read DDPのS/Wバージョン問合せ GET=VER_DDP<CR> )ファームウエアバージョンが2.00以降で有効となります。
Read LANのS/Wバージョン問合せ GET=VER_LAN<CR>

ソフトウェア仕様

  1. <CR>は16進数のCarriage Return(hex 0D)を意味します。
  2. プロジェクターがコマンド終端の<CR>を5 秒以内に受信しない場合、タイムアウトとなりコマンドを再送する必要があります。
  3. コマンドフォーマットが不正な場合、「Illegal format」が返されます。
  4. コマンドフォーマットは正しくても、このモデルでは無効な場合、「Unsupported item」が返されます。
  5. コマンドフォーマットは正しくても、何らかの条件で実行できない場合は、「Block item」が返されます。
  6. LANスタンバイ中のコマンド間隔は2〜3秒ほど必要です。

    bメモ

    • 低電力、フルパワースタンバイ、ウォームアップ、およびコマンドを実行できない場合のクールダウンでは、常に「Block item」が返されます。
    • 大文字と小文字は区別しません。
    • IPアドレスを設定して電源をオフにした場合、電源をオンにしてから30秒後に画面に設定が反映されます。
    • 電源をオンにしてからコマンドを受け付けるまで約60秒かかります。
  7. 制御コマンドを使用してアスペクト比を変更すると、OSDメニューも閉じます。

d注意

シリアル通信でコマンド間隔は2~3秒ほど必要です。